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    レジェンドコクピット。

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アストンのコクピットです。言葉は、、いらないですね。

  

    ニーグリップパネル。

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往年のHondaレーサー、、名前は、、スイマセン知りません。アサマレーサー?兎に角っ、ニーグリップパネルとその穴あけ加工に萌えました。零戦構造に通じる美しさかと。

  

    リアバンパークレイ。

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フロント>サイドと仕上げて、いよいよリアバンパーに着工です。明確な面構成と、曲線の縁取り、そして開口部バランス。1つでも不調和があれば全て崩壊してしまいそうな複雑な造型です。この造型はこの先ご購入して下さるユーザー皆さんへのプレゼント(発展性のある造型でオリジナリティにチャレンジ可能)になればいいな。と思っています。
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開口部枠の盛り上げは”当初案”です。実製品と見比べてみて下さい。創り上げた瞬間、、M4(BMW)みたいで嫌。となりまして、2段階エッジを施しました。
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ランプ下側面と、サイドスリットの一時仕上げ行程です。皆が集まって「これでいい、、いやもう少し、、。」と。この生みの苦しみは、きっとユーザーさんの喜びになると信じて頑張りました。全てのクレイ作業が終了したのは深夜0時過ぎ、、。K零由来かもしれません。

  

    サイドステップクレイ。

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難解だったサイドステップの造型、フロント部やリア部と違い、大きくデザインの主張はしないで、前からの流れをイメージして造型する、とても抽象的なモチーフですからそれを3次元で明確にカタチにすのは超難解でした。頭の中にイメージはあるものの、、その具体的なボリューム(質量)は実際にクレイを盛って削っての試行錯誤でした。
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フロントの立ち上がり、始まりのボリュームを確認しつつ、キャラクターラインの厚みを確認中。視覚的に安心できるパーセンテージ、と言うのがあるらしいのですが、その公式は手のひらだけが知っているようです。
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雰囲気が出てきましたよ。ここで一時休憩。この先更に、、特にフロント部分のボリュームを稼ぎバランス化。盛っては削り、、終にクレイの粘土が足りなくなったんですよ、、ファクトリーの方曰く、「カイエン(Porsche)のスポイラー作る時もこれほどは使わなかったんだけど、、」と。

  

    フロントバンパークレイ。

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基礎デザイン管理番号2-3の2次元画像を元に、3次元化してゆく作業。ノーマルバンパーの不要部分(大きく造型を変える場所)を初めから切り落とし、新しい造型を生み出す作業です。この現場に立会い、初めて解った事があります。デザインは質量を伴う事、、。当たり前の事ですが、完成形しか見た事の無い僕にとっては衝撃の発見でした。
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先ずは基礎デザインを元にバランスを見ながらカタチに仕上げます。2次元解釈をそつなく、、すると一番上の画像のようになりますが、実はココからが本番、と言うか人間感覚、経験値の造型が始まります。まとまった感のある造型ですが、「これじゃあ、どこでも創れるカタチだよね、、何の考えがなくても、ここまでは誰でも考えるよ。勝負はココから、、。」と。オリジナル(純正)グリルからバンパーへ流れ込むバンパー上部両端面に違和感を感じて「ここの質量、ボリュームを足さないとデザインの整合性が絶対に取れない、、これに気付く人は少ないかもしれないが、ペイントして完成された姿を見れば一目瞭然!これはHondaのN1デザイナーが残してくれたデザインの余白かもしれない。ここが勝負だな。」と。で、クレイ粘土を更に盛り込み質量を稼ぎます。ここの質量変化に伴い、開口部の造型もバランス化してゆきます。
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クレイ粘土を盛り足し、荒く面を出し確認。バランスを見て更に盛り込み、そして削る。それを数回繰り返し、質量に合わせてランプユニットを更に外側にオフセットさせました。それによりアンダーグリル開口部が広がり、より立体な造型が目論めます。ヘッドランプ下の盛り上げたポイントを手触りでも確認。ノーマルの”板”みたいなバンパーが、正しいデザイン性能を伴ったスポイラーになりつあります。
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上の画像から盛り上げた部分の面構成が良く解ると思います。バンパーの開口部を上下左右に広げデザインのインパクトを稼ぐ。そして開口部の拡大に合わせて上下左右の造型と全体的な質量をバランス化させてゆきます。線構成から面構成の流れ、純正部品との関連性、そしてその50%の調和と50%の違和感、つまりオリジナルデザインを溶け込ませる、、作業は続きます。
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数回の休憩でアタマをクリアにして、今までの過程を忘れ”今ある造型を客観的に観る。”と、バンパー下両端フラップの質量が面造型に対して足りない(負けている)事が判明。更にクレイ粘土を盛り上げて、造型しました。

  

    N1スポイラーのクレイが仕上がりました。

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デザインの最終決定から紆余曲折ありまして、全てのパーツクレイ造型が完成しました。クレイルームに篭る事12時間、、言葉通り、ゼロからの”モノ創り”を体験しました。2次元画像を元に、3次元へ展開する作業は、想像していたよりずっと大変な作業でした。”生みの苦しみ、、”その一端を垣間見た気がします。オリジナル(純正)のボディパーツに肌色のクレイ粘土を乗せて、造型を削り出し、更にクレイを重ねてバランスを見ての作業工程、最初の2時間程は何が何だか全く解らず(肌色のクレイに質感が見出せず)???でしたが、感覚が慣れて来ると、新たに生まれた面と線を基にした全く新しい造型が見えてきました。これには感動しましたよ。デザイン要素は質量である事がよーく解りました。基本デザインを描いてくれた小島さん、アドバイザーのデュエルジャパンさん、モデラーの瀬川さん、ハイテックレジン工場の皆さん、そして、今回全ての3次元造型を指導して下さった守社長に感謝申し上げます。と、今回のシンジケーション(プロジェクトメンバー)をさらっと書きましたが、関係者が見たら恐れおののく(笑)最強の人事だと思っています。そこにプランナーとして参加出来た事に心から感謝して、次のステップに進みたい。と思います。次、、はですね。売る事です。
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N1ボディパーツが創造された岐阜県土岐市にあるハイテックレジンさんは多くの自動車メーカーのボディ仮装と試作モデルを製作するファクトリーで、今回担当して頂いた工場長は、何とHondaCB750K0をこよなく愛する方でして、よくよく話を聞くと、ここのファクトリーでNR750(上部画像の1気筒8バルブだ円ピストンを搭載するマシン)のボディカウル&タンクシートも造型されたと聞きました。ご縁、と言うか、何か大きな力でココに導かれた気がします。最強のメンバーで最高のファクトリー、、製品造型の優位性と、その開発バックグラウンドまでが完璧に整合性が取れたブランドになりつつあります。凄いよ。

  

    カウルの穴。

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以前モーターサイクルショウを視察した時の画像だったと思います。注目はHondaロゴ下に空けられた穴。
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シリンダーとクランクケースを覆うカウルに空けられた規則的な穴が格好いいな!と思いカメラを向けました。これはある意味究極のデザインですね。これを思い出す度に、スポイラーに穴を開けたい衝動が止まりませんっ。

  

    クレイモデル。

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Hondaブースに飾られたN1のクレイモデルに釘付けになりました。半分ペイント済みで、半分が無地。左右全く同じ造型とラインをなぞっているのですが、クレイ地(右側)の方があきらかにラインがボヤケて見えるんです。人間の視覚感覚が色を持って質感と造型を捉える事が今更ながら解りました。で、これが解らなければスポイラーの製作は無理って事になります。えー、、どうしよう俺。
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何となく溶けてあいまいな感じの右側。
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インテリアトリムはこんな感じ。

  

    ドライビングシート。

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オリジナルシート(スポーツシェル)の製作企画の検討に入ってます、、スポイラー製作もまだなのに、、。で、俺はこーゆーのが好みなんですが、、。

  

    またCub.

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ブランド、メーカーの持つ本当の魅力と実力って、最もベーシックな製品に集約されるんだと思います。